MENU

晩夏の疲れがとれない ―「知っているのに、できない」あなたへ

夕方になっても、まだ蝉が鳴いている。けれど、つくつくぼうしの声は、もう聞こえない。

子どもの頃は、つくつくぼうしが鳴きはじめると、「ああ、夏も終わりかな」と思ったものでした。けれど最近は、あの声を聞かない夏があります。暦の上ではもう立秋を過ぎて、秋が立っている。それなのに、体はまだ真夏のなか。日差しは衰えず、夜になっても部屋の熱はこもったまま。

この「暦と体のズレ」――晩夏という季節は、一年でいちばん体がまいる時期なのだと、私は毎年実感しています。

正直に言ってしまえば、私は夏が苦手です。

目次

東洋医学を知っているのに、冷房とアイスがやめられない

特にこの数年、更年期の症状と付き合いながら、私はすっかり暑さに弱くなってしまいました。

若い頃は、むしろ逆でした。冷房が寒くて、電車のなか、レストラン、仕事場と、いつも羽織るものを一枚持って歩いていた。それが今は、羽織りものなんて、ただの邪魔でしかありません。

私は鍼灸師として東洋医学を学び、子どもの頃から漢方や鍼灸にお世話になってきました。体を冷やすことが、どれほど良くないかも知っています。それなのに今の私は、冷房が大好きで、アイスクリームも大好き。昔は、冷たいものを口にすると決まって具合が悪くなるから、わざと食べなかったのに。

この「知っているのに、できない」という感覚。

もし今、あなたも同じように「わかっているのに体が言うことをきかない」と、自分を責めているのだとしたら――どうか、少しだけ読んでいってください。

そのだるさには、ちゃんと「名前」があります

自分の体を患者さんとして診てみると、見えてくることがあります。

やる気が出ず、体がダラッとしてしまうのは、怠けではありません。夏の暑さと湿気のなかで、汗とともにが流れ出て消耗した、**気虚(ききょ)**という、れっきとした体の状態です。

夜になると足だけが妙に熱いのも、気のせいではありません。下半身は冷えているのに上半身や顔がほてる「冷えのぼせ」――東洋医学でいう上熱下寒(じょうねつげかん、陰陽のバランスが崩れたサインです。

だるさにも、ほてりにも、むくみにも、ちゃんと名前がある。それがわかるだけで、少し気持ちが落ち着きます。自分を責める前に、まず体の言い分を聞いてあげたいのです。

今日からできる、ひとつだけの養生

むずかしいことは、なにもしなくて大丈夫。まずは、これひとつだけ試してみてください。

朝いちばんに、温かめの白湯を一杯。

不思議なもので、私は朝なら温かいものが飲めます。起き抜けに最初に温かいものを入れると、ひと晩じゅう動きの鈍っていた内臓が、じんわり温まって目を覚ます。冷房とアイスで疲れた**脾胃(ひい/消化を司る臓)**を、一日のはじめにいたわってあげる時間です。

この朝の一杯が、秋になって胃腸を崩さないための、いちばんの備えになります。晩夏の養生は、実は秋への仕込みなのです。

「体との和解」の話は、noteに書きました

ここまでが、いわば入口のお話です。

この続き――

  • 鍼灸師が自分の体を診て見えた、晩夏の不調の全体像(腎・陰陽・水滞のこと)
  • 私が毎日続けている、入浴・アロマ・ツボ・漢方などの具体的な養生のすべて
  • 「すいかは食べていいのに、アイスはなぜだめ?」体の声の聞き分け方
  • そして――冷たいものを欲しがる自分を、もう責めなくていいと思えた、道元禅師の教え「身心一如」のこと

これらを、一本の記事にまとめてnoteに書きました。

「知っているのに、できない」自分を、裁くのではなく、ゆるしながら整えていく。変わってゆく体と、どう和解していくか。同じ晩夏のだるさを抱えている方に、静かに届けばと思っています。

▼ 続きはこちらから 👉

晩夏のだるさを抱えるあなたへ。どうか、できない自分を責めないでください。あなたの体は、間違っていない。ただ、季節とともに、正直に変わっているだけなのですから。

合掌

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次