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更年期の関節痛と向き合う――東洋医学と「諸行無常」の視点から

4月に入り、季節の変わり目を感じるとともに、体にも変化が訪れました。今まで比較的調子が良かったのに、関節痛が出てきたのです。手指のこわばり、修行での長年の正座が影響した膝関節痛、そして子供の頃から違和感のあった左足首の痛み。複数の関節が同時に悲鳴を上げるような感覚でした。


目次

1. 更年期と関節痛の関係

更年期における関節痛は、決して珍しい症状ではありません。東洋医学の観点からは、更年期の諸症状は「腎」(水のエネルギー)の低下と、「気・血・水」のバランスの乱れとして捉えます。腎のエネルギーが衰えると、全身の血流が滞り、自律神経のバランスも崩れ、関節や筋肉に影響が出やすくなります。

治療としては、全身の血流と自律神経を整え、体質そのものの改善を目指します。


2. 効果的なツボ

三陰交(さんいんこう)

足の内側、くるぶしの上に位置するツボです。婦人科系の症状・血流・水分代謝に作用し、更年期症状全般に効果的です。

血海(けっかい)

膝の内側上部にあるツボです。血のめぐりを整え、関節まわりの滞りを改善します。

関元・丹田(かんげん・たんでん)

おへその下に位置します。腎のエネルギーを補い、気力・体力を高める根本的なツボです。

百会(ひゃくえ)

頭頂部にあるツボです。自律神経を整え、全身のバランスを調整します。


3. 自分でできるセルフケア

手指のケア

グーパー運動を1日数回行います。こわばりを感じる指を丁寧に伸ばし、回し、さする。シンプルですが、これだけで楽になります。

冷えへの対策

冷えは関節痛の大敵です。毎日15分以上の入浴を欠かさないようにしています。温めることで血流が促され、痛みが和らぎやすくなります。

西洋医学との併用

膝については整形外科にも並行して通院中です。先日は念のため血液検査も受け、リウマチの検査も行いました。東洋医学と西洋医学、両方の視点から自分の体と向き合っています。


4. 諸行無常――老いることも、また自然のこと

仏教の言葉に「諸行無常」があります。この世のすべての存在は常に変化し、永続するものは何もない、という真理です。どんなに健康な人も、いつかは老い、死が訪れます。それは抗うべきものではなく、自然の摂理です。

関節が痛む。思うように動かない。そんな自分の体の変化に、最初は戸惑いを感じました。しかし諸行無常の視点に立つと、それもまた「今、この瞬間の自分の姿」として、静かに受け入れることができるように思えてきます。

今をやりすごせば、きっと楽になる。

焦らず、自分の体と丁寧に対話しながら、この季節を越えていこうと思っています。


※この記事は個人の体験と東洋医学の考え方に基づいたものです。症状が続く場合は医療機関へのご相談をおすすめします。

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