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更年期のめまいとの闘い:私を救った漢方薬と、自分に合う処方を見つける大切さ

はじめに

前回の記事では、修行中に起きた激しい「回転性めまい」と救急搬送の体験についてお話ししました。 激しい回転が治まった後も、実は私にはもう一つの、言葉にしがたい苦しみが待っていました。

今回は、周囲には理解されにくい「脳が揺れる感覚」と、試行錯誤の末に出会った漢方薬について綴ります。


目次

1. 「脳みそが回っている」という、目に見えない孤独

天井がぐるぐると回る激しい症状が治まった後も、私の頭の中には不気味な違和感が残りました。 それは、頭そのものではなく、**「頭の中で脳みそがたえずグルグルと回っている」**ような感覚です。

外から見れば、普通に歩いているし、作務(掃除などの作業)もこなせている。でも、自分の中では常に揺れている。 この感覚は、どれだけ説明しても周囲の人にはなかなか分かってもらえませんでした。

体が動いているうちは休むことも許されない。そんな環境の中で、終わりの見えない不安を抱えながら過ごす毎日は、本当に過酷なものでした。

2. 専門医の処方「五苓散」が効かなかった理由

めまい専門の病院を受診し、検査の結果処方されたのは「五苓散(ごれいさん)」でした。 私はもともと頭痛持ちでむくみやすい体質だったため、五苓散はそれらにはよく効きました。しかし、肝心の「めまい」には、残念ながら全く効果がなかったのです。

「専門の病院でもダメなのか……」と困り果てていた私に、救いの手を差し伸べてくれたのは、中国から来ていた安居生(修行仲間)でした。

彼女に勧められて試したのが、**「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」**でした。

3. 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)との出会い

この漢方薬は、めまいやふらつき、動悸、頭重感に効果があるとされています。私にはこれが驚くほど合っていました。不思議と、あの脳が揺れるような不快感が和らいでいったのです。

以前は「ルビーナ」というお薬も飲んでいて、それも不思議と楽になったのですが、今は手に入りにくかったり自分に合わなくなったりして、この苓桂朮甘湯にたどり着きました。

修行が終わった今でも、私はこのお薬を欠かさず服用しています。おかげさまで、以前のような苦しみからは解放され、とても元気に過ごせるようになりました。

4. 病院を変える勇気と、自分に合う処方

私が今回学んだのは、**「一つの処方にこだわらず、自分に合ったものを諦めずに探す」**ことの大切さです。

私の場合、五苓散ではめまいが改善しなかったため、思い切って病院を変えました。そして別の病院で今の自分に合う苓桂朮甘湯を出してくれる先生に出会うことができました。

有名な薬や最初に処方された薬が、必ずしも自分の「今の状態」に合うとは限りません。


まとめ:めまいに悩むあなたへ

もし今、めまいに悩んでいる方がいたら、ぜひ医師や薬剤師の方にしっかりと自分の状態を相談してみてください。

極度の疲労がたまると、今でも少しめまいを感じることはありますが、自分の体の傾向と「これがあれば大丈夫」という味方(漢方薬)を知っているだけで、心の持ちようは全く違います。

皆さんも、ご自身の体質や状態に寄り添った、最善の選択を見つけてくださいね。

※この時のお寺での「修行」そのものについては、また別の記事で詳しく綴りたいと思います。

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